2006年04月29日

ポストカードのロシア美人2

前回に引き続き、ソ連時代の映画スターのポストカードの中から見つけたロシア美人をご紹介します。

まずは映画のワンシーンを扱ったものから。
(ちなみにシュトはこれらの映画を観ていませんので、ツッコミはなしでおねがいします)


こちらはソ連版『戦争と平和』(1967年)より。


vaina_i_mir300.jpg


ヒロインのナターシャと恋人アンドレイの舞踏会のシーンです。


下はナターシャ役、リュドミーラ・サベリーエワのポストカード。


lyudomira_savelyova300.jpg


実はナターシャ役はなかなか決まらず、映画の撮影はヒロインが決まらないまま始まりました。そして文部省が筆頭となって芸術関係のすべての少女を調べた結果、バレエ学校を卒業したばかりの彼女に白羽の矢が立ったのだそうです。

ところでソ連版の『戦争と平和』は、アメリカの『戦争と平和』のあとに作られたのですが、この女優さん、かなりオードリー・ヘプバーンを意識してる感じがするのは気のせいでしょうか?本家ロシアの名誉にかけて、オードリー以上の娘を探しまくったのかもしれないなぁ。

まあ、ヘプバーンもかわいいけど、このナターシャもロシア娘らしい美しさがあっていいです。

ただ、アンドレイが、たしかに2枚目だけど、やっぱりおじさんだよなぁ(特にお腹が)。。。



次は『アンナ・カレーニナ』


anna_karenina300_02.jpg

anna_karenina300_01.jpg


不倫相手のヴロンスキーの元へ去ることを決意し、幼い息子に別れを告げるシーン。

アンナもきれいですが、男の子もかわいいです。ロシアの子供は本当に天使のようです。

ちなみに『アンナ・カレーニナ』は何度も映画化され、アンナ役としてはグレタ・ガルボビビアン・リーが有名です。最近では98年にソフィー・マルソーでも制作されています。

しかし公開当時は、ソ連版『アンナ・カレーニナ』に勝るものはないという評判でした。アンナを演じたタチヤナ・サモイロワはトルストイのアンナそのものになっていると絶賛されています。


お次もロシア文学原作の映画『カラマーゾフの兄弟』より。


karamazov300.jpg


グルーシェンカ(左:リオネラ・プイリエワ)とカチェリーナ(右:スヴェトラーナ・コルコーシュコ)の二人は、一人の男ドミートリー・カラマーゾフをめぐって複雑な関係にあります。そしてこの一見仲が良い二人の美女は、この直後、壮絶な罵り合いを繰り広げるのでした。。。
(興味のある方は原作本、または齋藤孝著『過剰な人』(新潮社 2004年)をご参照ください。)



さてつぎはポートレートタイプのポストカードより。


natalya_varley300.jpg


今までとはうってかわって、現代的なかわいい女の子です。裏に印刷されているプロフィールによると、当時はまだ演劇学校に在学中で、まだあどけなさが残っているのもうなずけます。



が、出演作品を見てびっくり。



なんと彼女はかの『ヴィー ВИЙ』の主演女優ナタリヤ・ヴァルレイ。。。


ロシア映画好きな方ならご存知ですよね。


邦題は『妖婆死棺の呪い』


そう、ゴーゴリ原作の怪奇映画(でも笑える)で、主人公の神学生ホマーの周りを棺おけに乗ってぶんぶん飛び回っていたあの魔女だったんです!(これはシュトも観ました)

美しいけれども超恐ろしいあの魔女は、こんなかわいい娘さんだったんですね。。。さすが、在学中に主役に抜擢されるだけあって、たいした演技力?です。



最後はこの人


lyudomila_marchenko.jpg


リュドミーラ・マルチェンコさんというお名前ですが、どういう女優さんかはシュトは知りません。裏のプロフィールにはひとつだけ主演映画(直訳『父の家』)が記載されています。年代も書いてないですが、かなり古い時代の人のようです。

でもこの清楚で可憐な顔立ちがかわいかったのでご紹介しました。



というわけで、みなさま目の保養にはなったでしょうか?
あくまでもシュトの主観にもとづいて選んだものなので、その点はご了承ください。


それでは次回は『演技派・おじさん編』。。。





に行くかどうかは検討中です。(笑)
posted by シュト at 01:57| Comment(8) | TrackBack(0) | ソ連時代の雑貨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月23日

ポストカードのロシア美人1

ロシアの友人から送られたソ連グッズの中には、古い映画スターのポストカード(モノクロが多い)がたくさんありました。

ロシアといえば美人が多いことで有名。

ちなみに昔、大学のロシア語の先生(日本人・男)から聞いた話ですが、ロシアにいたときは暇になると公園かなんかのベンチに座り、通る美人をずっと目で追っていたそうです。
(ちなみに、同じく美人が多いことで有名なポーランドでは、目で追う必要がなかったそうです。なぜならば、次から次へと美人が通るからだとか。。。)

アエロフロートに乗るとよく古いソ連時代の映画を上映しているのですが、たしかにヒロインの女の子がすごくきれいな作品がけっこう多い。思わず<目が釘付けになったことが何回もあります。
(ちなみに男はなぜかやぼったいおじさんばかり。。。)


というわけで、この大量のブロマイドを期待をこめて整理していたのです




が、




どうやら、




このブロマイドを集めた人は演技派・ベテラン俳優がお好きだったみたい。。。
(あえて画像はアップいたしません)



しかしそんな中からも見つけ出しました、ロシア美人!!
しかもシュトがかつて心を奪われた美しい人。。。




それはこの方↓




hari400.jpg




ロシア映画好きな方ならすぐお分かりでしょう。

巨匠アンドレイ・タルコフスキー監督の不朽の名作「惑星ソラリス」のヒロイン
ハリー(ナタリヤ・ボンダルチュク)
でございます!!


惑星ソラリスをはじめて観たのは大学浪人時代。当時東京の某小劇場で「ソ連映画の全貌」という企画があり、タルコフスキー作品も一挙に上映されたので、シュトは予備校をサボって観に行ったのでした。

他の作品もそうですが、スローで難解なタルコフスキー映画にくじけそうになりつつあったシュト。しかしそんな時、それを救うかのように突然目に飛び込んできた麗しい人。

それがハリー様です。

他の登場人物が「おじさん」ばかりだったこともあって、よけいに美しく、強く印象に残ったものです。。。




いや〜今になってこんな形で再会できるとは思ってもみませんでした。収穫、収穫(笑)。

さて、このポストカード群からは他にも数人シュト好み(?)美人を見つけましたので、また次回ご紹介しますね。

(ちなみに残念ながら男性は全滅でした。。。)
posted by シュト at 02:52| Comment(6) | TrackBack(1) | ソ連時代の雑貨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月20日

白いチェブラーシカ 似てない系。。。

いやあ、予想はしていたんです。以前の記事でもそれとなく書いていました。
しかし、こんなにも早くお目にかかれるとは思っていませんでした。


ロシア雑貨の買い物を頼んだKちゃんがね、言うんですよ。


チェブラーシカのマグネットがあります!」

白いチェブラーシカです!」

「注文すればもっと作ってくれます!!!


って。

「ああ、やっぱり出たか〜、自家製白チェブ〜(笑)」

ってすぐにピンときました。


売っていたのはやはり例のお土産市場
しかしまあ、ロシアでは当たり前のことだし、とりあえずどんなものか見てみたかったので、一個買ってもらって写真を送ってもらったんです。


それがこれ↓


cheb_siro_modoki.jpg




・・・



土台は白い木(たぶん白樺)で出来ているので、木地の色を生かしたナチュラルな(?)作りになっております。




オリジナルはこれ↓


cheb_siro_sket.jpg




・・・



ぜんぜん似てない。
しかもぜんぜんかわいくない。
はっきり言ってアンパンマンかと思った。

ここまでいい加減なのって、あんまりじゃあないか?



唯一許せるのは、値段が安い(約120円)ことくらい。
(しかしこれでもかなりぼっているはず!!)


きっと日本人相手に作ったんだろうけど、はたして何人の日本人が買っていくのだろうか。。。


あなたなら、買いますか?
posted by シュト at 02:38| Comment(11) | TrackBack(1) | チェブラーシカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月17日

これがピチェーニエです

前回の更新からちょっと間が空いてしまいました。
ブロガーとしては気合が足りませんね。いけませんことです。


さて、ちょっとまえにロシアの庶民のおやつ、ピチェーニエについての記事を書きましたが、その中でご紹介したシュトの好物のピチェーニエの写真がモスクワの友人から届きました。


これです↓




pichenie_obshannoe01.jpg






・・・


ロシア語の名称は「ピチェーニエ・アブシャンノエ(カラスムギのピチェーニエ)」

見たとおり、ほんとうに素朴このうえないクッキーでございます。
しかもお皿にも載っていないので、あまりおいしそうに見えないかもしれません。。。

なぜか青いティーポットとティーカップが添えてあるのですが、なんで主役のピチェーニエをお皿に載せてくれなかったのかは不明です。

(ちなみに撮影者は「30代男性・技術職・熊系」なので、彼のセンスではここまでが限界だったのかもしれません。。。)



ちょっとぼけてますがアップ。




pichenie_obshannoe03.jpg




黒く見えるのは刻んだ干しぶどうです。

一見硬そうに見えますが、かんでみると中はふんわりしていて、シナモンの香りが広がります。

しかしモスクワはとても乾燥していますから、ほっとけば水分が抜けて硬くなり、保存が利きます。硬くなってもこれはこれでおいしいです(「そばぼうろ」みたいな食感になります)。


このピチェーニエは本当にどこでも売っています。市場の量り売りのほかに、スーパーなのでも袋入りをよく見かけます。

安いです。1kgが30〜40ルーブル(120〜160円)くらいでしょうか。

日本人の口にはけっこう合うのではないかと思います。知り合いの日本人への土産に一袋持っていったら、あっという間に食べてしまったそうです。


これは本当にシンプルな形のピチェーニエですが、他にはもっと凝った形や柄の入ったものがたくさんあります。

機会があったらまたご紹介しますね。

posted by シュト at 02:46| Comment(6) | TrackBack(1) | ロシアの食べ物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月09日

ピロシキ

piroshki.jpg
ピロシキを持った男の子のマトリョーシカ




今回も食べ物ネタです。。。


もっともポピュラーなロシア料理ピロシキ

あれって日本では「揚げ饅頭」って感じで、なぜか春雨がはいっていたりしますが、もちろんロシアでは春雨は入っていません。

中身はいろいろ。肉とかキャベツとか、ポテトとか、りんごとか、木苺とか・・・。

ようするになんでもありです。

で、油で揚げるだけでなく、オーブンで焼いたりします。しかも油で揚げるときも、日本の揚げ物のようにた〜っぷりの油を使ったりしません。そういう料理法はどうももともとないらしいです。

ある日、私のロシア人の友人がピロシキを作ってくれることになり、「油がたくさんいるから用意しておいて」と言われたので、全部使ってもらうつもりで新しいボトルを買ってきました。

しかし結局ふつうのフライパンに少し多めに油をいれただけで、後はピロシキを片面ずつじ〜っくり焼いてただけ。「残り油の始末をどうしよう」とか「台所が油くさくなるな〜」とか考えていた私は、思わず拍子抜けしてしまいました。


ちなみに彼女が作ってくれたのはりんごのピロシキ

硬めの青りんごを、短冊状にすり下ろして、砂糖などで下味をつけてピロシキの皮で餃子のようにつつんだもの。皮も小麦粉から手作り。その皮の閉じ方も独特で、ちょっとすぐには真似できませんでした。形はでっかい餃子のようで、端はねじるようにしてロープのような形に閉じていました。

素朴なお味がとてもよろしかったです。



posted by シュト at 02:48| Comment(5) | TrackBack(1) | ロシアの食べ物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月04日

ロシアン・ティー

samovar400.jpg
サモワールを持ったマトリョーシカ



日本でロシアン・ティーと呼ばれるものは、紅茶の中にジャムが入って出てきますが、しかしロシアにはそのようなお茶はありません。
お茶と一緒にジャムが別皿で出されることはありますが、お茶の中にジャムを入れたりもしません。入れないでどうするかというと、


スプーンですくってそのまま食べます。


パンにもつけません。


そのままぱくぱく食べます。


甘いものが嫌いな方は、ゲゲゲっと思われるかもしれませんが、ロシアではこれがふつうのこと。なんせ超甘党の人たちです。

ジャムは、自分で手作りすることが多いです。ただ日本で売っているようなジャムよりも、果実をつぶさないで煮込んだ「バレーニエ」のほうが一般てきですね。夏の間に近所で取ってきたりんごとか、森で採ってきたベリー類なんかを冬に備えて全部バレーニエにして大きなびんにつめて保存します。

シュトがはじめてロシアに行ったときも、寮の管理人のおばさんが手作りの野いちごのバレーニエとコーヒーを振舞ってくれました。まさかコーヒーにジャムを入れるとは思わなかったので「どうやって食べるの」と聞いたら、「そのまま食べろ」と言われてちょっとびっくりしたのですが、それが


すっごくおいしかった。。。


「こんなおいしいジャムは今まで食べたことがない!」



って思ったほどおいしかったです。これだったら、そのままスプーンでばくばくいっちゃてもおかしくないです。

あとですね、角砂糖ってありますよね。ロシアではですね、あれをですね、お茶に入れずに


かじります


またもやゲゲゲって思うかもしれませんが、大学時代のロシア語の先生によると、ロシアの角砂糖は精製の質が悪くて糖度が低く、お茶に溶かしてもあまり甘くならない。しかもとーっても硬いので、なかなか溶けない。だからかじるんだそうです(実は最近読んだトルストイの小説の中にも、登場人物が角砂糖をかじるという場面がありました)。

あ、ちなみにお茶は日本人のようにストレートで飲んだりする人は少なく、たっぷり砂糖を入れます。やはりシュトが初めてロシアに行った94年には、お店やレストランでお茶を頼んだら、すでに思いっきり甘くしてありました(今はちがいますけどね)。


※サモワールとはロシアの伝統的な喫茶用湯沸かし器です。19世紀以来、お茶好きのロシア人の食卓には欠かせないもので、家庭団欒や来客歓待の象徴でした。ちなみに写真のマトリョーシカの4人目は男の子。ピロシキをもっています。
posted by シュト at 18:29| Comment(6) | TrackBack(0) | ロシアの食べ物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月01日

ピチェーニエ

okasi400.jpg

お菓子を持ったマトリョーシカ




以前もご紹介しましたが、新潟にロシア・チョコレートなるものを売っている「マツヤ」というお菓子屋さんがあります。

マトリョーシカの形をした箱の詰め合わせとかあって、ロシア雑貨好きにはたまりません。なんでも先代のご主人が、ロシア人の職人から伝授を受けて、いまでもひとつずつ手作りだそうです。

このお店ではチョコレートの他にもロシアケーキなるものを売っているのですが、これはいわゆるデコレーションケーキではなくて、ちょっと豪華なクッキーという感じ。たしかにロシアにもこういうの売ってるんですよね。

で、その中のひとつに「ピチェーニエ」と言うのがあります。マツヤさんの説明では、

「イギリスからロシアに伝わったというお菓子を再現。クッキー生地の上に卵白とブラウンシュガーをからめたスライスアーモンドを乗せて焼き上げたものです」

ということなんですが、ロシアでピチェーニエというとクッキー全般のことを指します。

そのピチェーニエ。

ロシアでよく食べました。

市場に行けばピチェーニエを売っている店が必ずと言っていいほどあります。いろんな形や味のものがあって、店先にずらーっと、大箱ごと並べてあったりします。

もちろん量り売り。

しかも安い!!

1キロ50ルーブル(約200円)くらいが平均かな。

すなわち庶民のおやつなんですね。日本で言ったらおせんべいってところでしょうか。

昔はこんなに種類はなかったんじゃないかと思いますが、中にはソ連時代、いや、もしかしたら帝政ロシア時代からあったんじゃないかっていう感じの、年期を感じさせる素朴なピチェーニエもあります。

シュトのお気に入りは、カラスムギ(オートミール)の粉をつかった、シナモン風味の丸いピチェーニエです。ちょっとしっとりしていて、とても風味が良いのです。

他のピチェーニエはすごく甘ったるいのが多いですが、これは甘さもほどほどで、いくら食べてもあきません(でもカロリーは高いから太りますが)。しかもロシアでは超スタンダードなピチェーニエみたいで、たいていの市場やお店で売っています。しかも安い(こればっかりですね)。

マツヤさん、作ってくれないかな〜。
posted by シュト at 01:02| Comment(8) | TrackBack(0) | ロシアの食べ物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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