2006年08月24日

ちょっと一息 花とマトリョーシカ

今日、友人のロシア人が送ってきてくれた写真です。


roza1.jpg

雨上がりの、水滴をつけた薔薇の花。


季節的には、6月頃に撮ったものだと思うのですが、ここ連日の暑さに溶けかかっていたシュトの脳みそに、すずやかな空気が流れ込んできました。

というわけで皆様にもおすそわけしたいと思ったしだいです。


他にもこんなのとか

roza2.jpg


こんなのとか

murasakinohana.jpg


ちょっと枯れかかってるけど、こんなのとか

magalete.jpg



撮影場所はモスクワ郊外にある友人のダーチャの庭。
しかし、庭といっても日本の感覚とはぜんぜん違います。
とにかく広い。都内の小学校の校庭より広いかも。。。
しかも土地はただ同然。

ダーチャというのは、ふつうは「別荘」と訳されますが、日本のそれとは趣が違います。昔からのタタイプは、広い土地の中にぽつんと木造のカワイイおうちが建っている形式。周りはたいてい畑です。もちろん畑は自分で耕します。人によっては、家も自分で造ってしまいます。それが楽しかったりするらしい。

ちなみにトイレはたいてい外。
もちろんくみ取り式。
電話もありません。
水は井戸から汲んできたりする。。。

もちろん、いまや成金大国となったロシアでは「豪邸のような別荘」(水道ガス完備)もがんがん建てられています。


ちなみに私の友人は畑仕事をしないので、ごらんのとおり庭は草ぼーぼー状態です。

それなのに、どっかから種でも飛んできたのか、きれいな薔薇の花が咲き誇ってくれています。
まあ、勝手に生えているので、かなりワイルドに育っていますが。。。


roza3.jpg



さて、お花だけではなんなので、私のお気に入りのマトリョーシカなんぞもご紹介。


mato_hana.jpg



花マトと呼んでおります。
美しいです。
はっきりいって一目惚れしました。。。

持っている花は大きい子から、「まつゆきそう」「ライラック」「リンゴの花」「ミモザ」「わすれなぐさ」かと思います。

「まつゆきそう」は物語『森は生きている(原題『12の月』)』で、主人公の女の子が冬の森に探しに出かける花ですね。

ライラックもミモザもわすれなぐさも、あまり知られていないかもしれませんが、ロシアではよく見る花です。リンゴは言わずもがな。

けっこうよく描けてるんです。

ちなみにこちらはモスクワのライラックの花。


lilac.jpg



このマトリョーシカを見ると、ロシアの一番美しい季節の記憶が鮮やかによみがえってきます。
短い夏の間に、ここぞとばかりに咲き競ういろとりどりの花々。
その生命力あふれた姿が目に浮かんで来ます。

なんか今回はとりとめもなくおわりますが、ようするに「シュトはお花が大好き」という話でした。
posted by シュト at 01:09| Comment(7) | TrackBack(0) | マトリョーシカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月16日

マトリョーシカ豆知識2 持ち物編1 包みの中身は?

さて今回は、予告通り「持ち物編」です。

一口に持ち物といってもいろいろあるのですが、今回はこれ。


mato_uzelok_blue1.jpg


見てのとおりのふろしき包み

ロシアではウゼローク(uzelok)と言うらしいです。



mato_uzelok_blue2.jpg

水玉模様がカワイイ。


さてこのふろしき包みを持っているマトちゃんはけっこう多いのですが、いったい何が入っているのでしょうか?

けっこうずっしりしている感じ。

直感的にシュトは「食べ物にちがいない!」(笑)と思ったのですが、ロシアの友人に聞いたらやっぱりそうでした。

友人によると、こういうふろしき包みにはたいてい食べ物を入れるそうです。

しかも、畑仕事をしているお父さんや旦那さんの元へ持って行くお昼ご飯を入れていることが多いみたい。

つまりこのマトリョーシカは、女の子がお父さんのもとへお弁当を届けに行く姿だったのですね。

う〜ん、ほほえましい。(笑)


さてさてお弁当と聞くと、なんかおにぎりを想像してしまうシュトですが、ロシアではもちろんおにぎりはありません。

パンとかゆでた皮付きジャガイモとかを持っていったようです。

やっぱりパンは黒パンかな。
ゆでたジャガイモも超ロシア・スタンダードですね。

お弁当以外ではお塩とかタマネギとかも入れて運んだそうな。


こんなふうに一見単なるふろしき包みなのですが、実はちゃんとロシアの農村生活を象徴しているものだったのですね。



posted by シュト at 20:35| Comment(13) | TrackBack(0) | マトリョーシカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月09日

蜜蝋(みつろう) ロシア的な、あまりにロシア的な・・・

前回予告しました「マトリョーシカ豆知識 持ち物編」はただいま準備中でございます。
しばしお待ちください。


というわけで話題かわって、実は今日、ロシアから荷物がとどきました。

中身はもちろんかわいいマトリョーシカ



と、



これ↓



mituro_maki.jpg

にょきにょき

     にょきにょき
         
          にょきにょき・・・




以前から読んで頂いている方はおわかりなったかとは思いますが、蜜蝋のろうそくでございます。


しかし、今回のブツ前回とはかなり趣が違います。。。



mituro_maki_up.jpg

巻いています。

ぐるぐる巻いています。

まるで忍者の巻物のようです。




mituro_maki_yuko.jpg


しかも表面はごらんのとおり、六角形の蜂の巣模様。(でこぼこしております)


前のものもかなりナチュラル系でしたが、これはもう、どっから見ても天然自然、手作り作品。

はちみつくささもいちだんと増しております。



実は以前、ロシア正教の教会付属のお店で、こういうふうにぐるぐる巻いたろうそくを見たことがあったのです。

そのとき見たのはこれよりももっと太いもので、いちおうクリスタルパックのようなものでラッピングされており、造花の飾りなどもついていたのですが、そんな小細工などあざ笑うかのような天然ぶりに、シュトはしばし声もなく見つめていたのでした。。。

そして思ったのです。

「ぜひこれを日本のみんなにも見せたい!!」と。(笑)


そこで今回、ロシアの友人に「教会のお店で売っていたこういうろうそくを買ってきて」と頼んだところ、なんと友人は「それなら自分たちで材料買ってきて作れる!」と豪語。

そして送ってきてくれたのがこれ。

もう、まごうことなき手作り作品でございます。


で、手作りなもんで、ロシア人らしく独創性も発揮しまくってくれました。

見てください!


mituro_vashnya.jpg


名付けて「ザ・クレムリン」

蜜蝋のシートを先細りになるように巻いて、クレムリンの城壁の塔を表現してくれました。

左から2番目のろうそくには、ちゃんと時計がついています。
けっこう芸は細かいです。。。


しかしながら当然「こんなものでちゃんと火がつくのだろうか?」という心配も出てきます。

というわけで、実験!


「ザ・クレムリン」の一番チビに火をつけて見ました。(今回使ったのもロシア・マッチ)



mituro_vashnya_jikken1.jpg


燃えております。

しっかり燃えております。

こちらの心配をよそに、堂々とした燃えっぷりです。



mituro_vashnya_jikken2.jpg


ぐるぐる巻いた蜜蝋が熱されて透明になり、ちょっとづつ溶けて火に吸収されていく様子に、思わずじっと見入ってしまいました。(人が見たら変に思うかもしれません。。。)



とはいえ、これらはまだまだ試作段階。
今後もうちょっと改良を加えてみたいと思っております。

それでは。


蜜蝋(みつろう)の過去記事はこちら↓
「Sweetロシア雑貨」
「蜜蝋(みつろう)あれこれ」
posted by シュト at 00:43| Comment(14) | TrackBack(0) | みつろう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月01日

マトリョーシカ豆知識1 ファッション編

mato_elena_all.jpg



マトリョーシカの場合、女の子はかならずスカーフをかぶっているということは、「マトリョーシカ美少年編」でちょっとお話ししました。厳密に言うとスカーフだけというわけではないのですが、頭をむき出しにしていることはふつうはないです。

逆に男の子の場合は、なにもかぶっていないのがふつう。

だからおかっぱでも、ワンレングス(古い。。。)でも、リンゴほっぺでも、くちびるが真っ赤ても、頭むき出しの場合はたいてい男の子です。

しかしもっとくわしく見るならば、女の子と男の子では着ているあきらかに服がちがいます。

というわけで、今回は伝統的なマトリョーシカのファッションについて、ちょっと掘り下げてみたいと思います。

題して「マトリョーシカ豆知識1 ファッション編」
(またの名を「マト・マニアの部屋」笑)



それではまずは女の子から。


mato_elena01.jpg


「プラトーク」はスカーフのこと。

「ブルースカ」はブラウスですね。

「サラファン」は昔のロシアの農村の女性が着ていた、袖なしの裾の長いスカートのようなもの。

ロシア民謡にも「赤いサラファン」というのがあって、むか〜しむか〜しの歌声喫茶がはやっていた時代を知っている方には、なつかしい言葉かもしれません(にシュトはその時代にはまだ生まれてませんよ!!)。

ちなみに現在ではノースリーブのサマードレスやワンピースもサラファンと呼ばれています。

「ファールトゥク」はエプロンです。



次は男の子。


mato_elena04.jpg


「ルバーシカ」は昔のロシアの農村の男性の典型的な上着です。

襟の部分に特徴があって、ボタンを止める部分が左右どちらかにずれているんですね。腰にはベルトを巻きます。

「シュタニィ」
はズボンのこと。ただマトリョーシカの場合、足がないのでズボンに見えないことが多い。。。

さて男の子はたいてい頭むき出しなのですが、この子はちょっと変わった帽子をかぶっています。ぱっとみ野球帽のようですが、ちょっとちがいます。


mato_elena04_2.jpg  mato_elena04_3.jpg


この「カルトゥーズ」という帽子は、ひさしの部分が固くてあとは柔らかい布でできています。1800年代くらいからあるそうで、ロシアに工場ができるようになってから現れたとか。労働者がかぶるものらしいです。


−−−−−


もちろん今時こんなの着ている人は田舎にもいません。ただ観光地にはときどき観光客相手のサービスでサラファンを着た女性がいたりします。(ただしシュトが会ったのはおばちゃん(おばあちゃんも)ばかりだった。。。)

イズマイロフのおみやげ市場(ヴェルニサーシュ)の入口で土日に入場券を売っている人も着ていたりします。(やはりおばちゃんやむさいおっさんが多い。。。)

もちろんおみやげ屋さんにも売っています。
シュトも初めてロシアに行ったとき、どうしてもルバーシカが欲しくて自分用に一着買いました。(サラファンじゃないところがシュトっぽいですが。)

おみやげ用のは昔のものとはだいぶちがうのでしょうが、チロリアンテープの装飾とかがけっこうカワイイかったです。でもけっきょく外に着ていけませんでしたが。。。
仮装パーティーでもあったらよかったんですけどね。


さあこれで、ななたのマトリョーシカ女の子と男の子の区別は完璧ですね(笑)
つぎの「豆知識」ではマトの持ち物についておおくりする予定です〜

posted by シュト at 19:36| Comment(13) | TrackBack(1) | マトリョーシカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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