2007年04月26日

元祖ベレスタ2

またまたご無沙汰してしまいました。
シュトです。


さて、今回のブツはこちら↓


ber_ganso2_1.jpg
ベレスタの弁当箱(仮称)


大きさは15×11.5 高さ6.5cmくらい
白樺の皮を1.5cm幅くらいのリボン状に切ったもので編んであります。


これぞまさしく元祖ベレスタ


昔のロシアの農村ではこういう白樺の編み細工で靴とか背負子とか、赤ちゃんのガラガラとか、生活に密着するいろいろなものを作っていました。

ちょうど日本の竹細工みたいなものですね。

でも竹細工と違って弾力性があって、さわり心地もソフト。

それに以前にも書きましたが、白樺には抗菌効果もあるので、食べ物の保存に適しているのです。

香りもよくて、癒されるんですよね〜。


しかもこの形。

ber_ganso2_2.jpg


とことん「天然素朴」な感じがシュトはとってもお気に入り。

で、一目見たとき「ぜったいおにぎりが似合う!」と思ったので、「ベレスタの弁当箱(仮称)」と勝ってに呼んでおります(笑)。

ゴールデンウィークはこれにおにぎり詰めて、ピクニックにでも行きたいな〜。
posted by シュト at 20:53| Comment(9) | TrackBack(0) | ベレスタ(白樺製品) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月06日

パスハ(キリスト復活祭)

4月8日の日曜日。

この日はマースレニッツァから7週間目にあたり、パスハ(キリスト復活祭)の日です。(ちなみに日付は毎年変わります)

西洋風に言えば「イースター」。



paskha_sinbun.jpg

こちらは去年のパスハ前の新聞記事。

見出しには「バーニャへ行って、クリーチを焼きましょう」とあります。

「バーニャ」とはロシア式サウナのこと。

新聞記事によれば、ロシア正教の伝統ではパスハの日の3日前に主婦は家の大掃除を始めます。また家族全員バーニャへ入って、体を浄めます。
そうやって心も体も浄めて、復活祭を迎えるのだそうです。


「クリーチ」はうちのマトも持っている、円筒形のケーキですね。


↓これこれ

mat_s0006n2_img.jpg



「クリーチ」「パスハ(カッテージチーズで作ったピラミッド型お菓子)」そして染めたゆで卵もパスハの3日前、木曜日に作るそうです。

(この新聞の右の方にはクリーチのレシピが載っています。ちなみに「鳥インフルエンザ」の予防のために、「卵はゆでる前にせっけんで良く洗いましょう!」というお医者さんのコメントも載っています)

ゆで卵を染める粉などは、スーパーなどでも売っているそうですが、伝統的でしかも安全なやり方はタマネギの皮といっしょに煮る方法だそう。

使うのは茶色じゃなくて赤いタマネギだと思います。(茶色だったら、なんか温泉卵みたいになっちゃいますよね。。。)

あとは果物とか野菜とかも使うそうです。

で、そうやって作ったお菓子と卵たちは、パスハの日に教会へ持っていってお浄めをしてもらうんですね。


以前も書きましたが、シュトは学生時代、ロシア語先生に薦められて東京は神田のニコライ堂のパスハに友人といっしょに参加したことがあります。

聖堂に入って、よくわからないままぼーっと待っていると、信者さんたちが次々とやって来ます。

その中の何人かはお手製らしいクリーチや染め付け卵を持って来ていて、聖堂の左のほうに設置してある台に置いて行きます。

いろんな形や色のクリーチが並んでいて、なかなか華やかな光景でした。


ニコライ堂には日本人信者はもちろん、在日ロシア人の信者さんもけっこう来ていました。
(ちなみに先生の話によれば、神田には「生粋のロシア人で、ちゃきちゃきの江戸っ子」というのがいるらしい。。。)

当時教育テレビの「ロシア語講座」に出演していたロシア女性も来ていて、テレビで見るより数段綺麗だったのが印象に残っています。


パスハの儀式は夜通し行われます。

ニコライ堂の主教(日本人)の説教もあったりしますが、それはほんの少しで、あとはひたすら賛美歌隊(正教はすべてアカペラ)が歌い、聖職者たちが忙しく立ち回り、人々はずっと立ちっぱなしで祈りを捧げているような感じでした。

(ちなみに東方キリスト教会の聖堂にはカトリックやプロテスタントの教会のような信者用の椅子はありません。信者さんはずっと立っているか、床にひざまずくかします。)

夜中の12時近くになると、主教の灯したろうそくからもらい火をしたロウソクを持って、キリストのイコン(聖像画)を先頭に全員が教会の周りをぐるりと一周します。

それが終わって聖堂に戻ると「キリスト復活せり!」となるようです。

そのあとも儀式は延々と続き、やっと朝の4時頃終わったのでした。


途中別館で少し座って休憩はしたのですが、さすがに疲れたシュトと友人。

電車もまだ動いてないし、開いている店といえば「吉野屋」ぐらい。

空腹だった二人は迷わず「牛丼」をかき込んで、家路についたのでありました。。。


なんか結末がとっても現実的になってしまいましたが、気力体力好奇心のある方は、お近くの正教の教会でパスハに参加されてはいかがでしょうか?


ところでパスハの時には特別のあいさつがあります。

実はシュトはモスクワで復活祭の日に見知らぬロシア人に、突然このあいさつをされたのですが、そのときはなんと答えたらいいのかわからず、相手をがっかりさせてしまいました。

というわけで、最後にそのあいさつをご紹介しておきますね。


「フリストス ヴォスクレス!(キリストは復活せり!)」

「ヴォイースチヌ ヴォスクレス!(まことに復活せり!」



mat_pashaL.jpg

※訂正です。
このカードはソ連時代ではなくて、1994年のものでした。
よく確認しないで書いてしまって申しわけありませんでした。

復活祭の最初のあいさつも、ちょっと私の思い違いで間違っていました(「イースス」ではなくて「フリストス」)ので訂正しました。
posted by シュト at 23:51| Comment(12) | TrackBack(0) | ロシアの風習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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