2006年06月24日

蜜蝋(みつろう)あれこれ

前回ご紹介した蜜蝋、けっこう評判がよろしいです。
こういう素朴なものってやっぱり心ひかれるみたいですね。

ところで、前回の記事でちょっと説明がまちがっているところがありました。

シュトは「蜂蜜から作ったろうそく」と書いてしまったのですが、正確には「蜂の巣の材料からできたろうそく」です。(すでにご存じの方も多いとは思うのですが)。

不正確な記述をしてもうしわけありませんでした。これからはよく調べて記事を書くようにいたします。


----

というわけで調べた結果なのですが(気、早すぎ?)、蜜蝋のろうそくって、じつは、

「人にやさしい、地球にやさしい」

ろうそくだったんですね。

今のろうそくはたいてい石油から作ったパラフィンを材料にしているので、どうしても悪い煙が出てしまい、消した後もどくとくのにおいが残ってしまいます。

でもみつろうは、前回のコメントにも書きましたが、燃やしてもほとんどにおいがしないんです。

悪い煙も出ません。
炎もすごく安定していて、とても静かに燃えています。
色も暖かい感じ。

見ているだけで心が落ち着いてくるような、とてもステキな光です。


ところでロシアの友人に、教会ではこのろうそくはどんな風に使われているのか聞いてみたところ、

「たとえば誰かの健康を願ったりするとき、教会でこのろうそくを買って、その人と同じ名前の聖人のイコン(聖像)の前にこのろうそくを立てます」

とのことでした。(ロシア人の名前の多くは、キリスト教の聖人に由来します。)


セルギエフ・ポッサートの大修道院の絵はがきを探してみたら、こんなのがありました。


miturou_ikon.jpg


大きなろうそく立てにたくさんのろうそくが灯されています。

ろうそくが捧げられているのは、この修道院の創始者ラドネジの聖セールギーの棺。
さすがに天蓋つきのゴージャスな棺ですね。
上からは香炉がこれまたたくさん下がっています。
(ちなみにこの棺の中には、聖セールギーの遺体が入っています。。。)

ロシア正教では昔からずっと蜜蝋のろうそくが使われているそうです(というかそれしかなかったんですが。。。)
今では、化学原料などもだいぶ安くなっていて、蜜蝋も昔ほど安くはなくなったそうなのですが、それでも使われつづけています。

教会のような密閉した空間で用いるには、蜜蝋の方が適しているのでしょう。
それになんといっても、蜜蝋の光の方が神聖な雰囲気が断然盛り上がるような気がします。



というわけで今日の実験(?)では2本灯してみました。


miturou_jikken01.jpg

ぴったりのキャンドルホルダーがなくて、しょぼいお皿にたてています。。。

ちなみに火は、ライターでは味気ないと思ったので、ロシアのマッチでつけてみました。


これね↓

miturou_jikken03.jpg



自分の部屋でも、たまにはこういう静かなろうそくの灯りで過ごしてみるのもいいものかもしれません。


miturou_jikken02.jpg
posted by シュト at 00:05| Comment(16) | TrackBack(0) | みつろう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
もし今後ロシアに行く機会があったら、教会に入って蝋燭に注目してみます。
シュトさんに聞かなければ、何も気にかけず
素通りしていたことでしょう・・・・
本当に上の画像、全部蜂蜜色の蝋燭ですね。
実験画像もいいなぁ〜。
さりげなくロシアのマッチがいいですね。
私もこの蝋燭欲しいです。
お店開店したら、ヨロシクです。

ところで↓、私がコメントした後に
シュトさんが女性or男性という話になってましたが・・・
私は、ごめんなさい・・・
多分女性だろうと思ってました。
多分が余計でした・・・
Posted by belgium44 at 2006年06月24日 01:37
はじめまして。
6月21日は夏至でしたね。
数年前(2003)から行われている夏至のイベント
「100万人のキャンドルライト」
http://www.candle-night.org/index.html
家族や親しい人とロウソクの明かりのそばに集まる。
なんだか考えるだけで素敵です。(参加してないけど。)
これから更に、どんどんとロウソクの価値が
見直されていくんでしょうね。

蜜蝋、家で灯してみたいな〜。
ロウソクの灯りには、心がほっこりしますね。



しかしロシアはカワイイの宝庫ですね。
これからもblogのぞきに来ます〜。
Posted by つやつやリーダー at 2006年06月24日 13:41
上記のコメントで、
ホームページアドレス欄の記入を
激しく間違えました。
正しくはコチラ↓です。
Posted by つやつやリーダー at 2006年06月24日 13:44
においの少ない煙りのでないろうそく…
いいですね。
こういうものを大切にしたいものですね。
このろうそくをつけている部屋はシュトさんの
お部屋?
なかなかいい雰囲気ではないですか!
うんうん、いい感じ☆
うわっ!
「カワイイもの好き部」部長のつやつやリーダーが
いるではありませんか!!!
ここに来るとは…さすがリーダーですね。
(シュトさん、横スレごめんなさい)
Posted by Monsieur at 2006年06月24日 22:08
belgium44さんへ
私もこのろうそくのことを知ったのは偶然だったのですが、なかなかの掘り出し物だったと思っています。
今回はふつうの真っ白なお皿にたてましたが、もっとこのろうそくに合ったキャンドル・ホルダーがないか、ただいまロシア・日本で物色中。いいのが見つかったらご紹介しますね。

>私は、ごめんなさい・・・
>多分女性だろうと思ってました。
>多分が余計でした・・・

いえいえ、いんですよ〜。
ブログじゃわかりにくいですもんね。プロフィールに性別書いてなかったですし。

というわけで、「女子のシュト」を今後もよろしく!!
Posted by シュト at 2006年06月25日 00:23
つやつやリーダーさんへ
いらっしゃいませ!
つやつやリーダーさんのブログへはMonsieurさんのところから、何回か遊びにいかせてもらいました。カワイイものいっぱいで、触発されますね。
私の方へもきていただいてうれしいです。

「100万人のキャンドルライト」のことは、頭の片隅にあったのですが、気がついたら終わってました。(笑)
というわけで今回は一人で蜜蝋実験とあいなったしだいです。

つやつやリーダーさんにも喜んで頂けるようなロシアのカワイイもの、これからもがんばってご紹介していきたいと思いますので、どうぞよろしく。
Posted by シュト at 2006年06月25日 02:12
Monsieurさんへ
はい、私の部屋でございます。
が、反対側はとてもみせられません。。。
まあ、せめてこの一画だけでもいい雰囲気にしたいなと思ってはいるのですが、気がついたらテーブルの上にたまる物、物、物。。。
ほんとは、黒光りした年代もののちゃぶ台とか欲しいんですが、その前に、片づけができなくてはいけませんね。
ろうそくの灯りにふさわしい部屋作り、がんばります。(笑)

そうそう、つやつやリーダーさんが遊びにきてくれました!!
実は「カワイイもの好き部」にあこがれていた私。。。
ちょっと入部希望だしてこよ〜。
Posted by シュト at 2006年06月25日 02:42
はじめまして 学生時代にロシア語の単位を落として留年しましたももです♪
よろしくお願いします
蜜蝋はアトピ−の「手作り天然モノ保湿剤」の材料になるんですよ〜 
とっても体に優しいそうですね 販売されたらぜひ、
購入させてください!

ところで1週間以内だったと思うのですが、中部地方でOAされた
夕方の番組で、マトリョ−シカに激似の楽器が紹介されたようです
視聴したかったのですが、時間があわず見れませんでした。。
これって、ロシア産の楽器なんでしょうか?
シュトさん 聞いたことありますか?
もしよろしければ お教えいただければありがたいです
Posted by もも at 2006年06月26日 07:27
ももさんへ
いらっしゃいませ!!
蜜蝋はアトピーにもやさしいのですね。
ただロシアの蜜蝋ろうそくは、「天然すぎて不純物もいっぱい混じっている」と思われますので、とりあえず灯りを楽しむだけにしといたほうがいいようです。(笑)

マトリョーシカ激似の楽器とはおそらく「マトリョミン」ではないかと思われます。
ロシアで発明された「テルミン」という手を触れないで演奏する不思議な楽器とマトリョーシカを合体させたものです。
マトリョミンについては、私も大ファンの京都の東欧・ロシア・ベラルーシの雑貨屋さん「Vesna」さんで扱っています。ネットショップでも見れますよ。
http://vesna-ltd.com/matryomin.html
私もまだ本物を見たこと(聴いたこと)ないので、いつかお目にかかりたいと思っています。

それでは、よかったらこれからも遊びにきてください。


Posted by シュト at 2006年06月26日 23:24
シュトさん ありがとうございました!
すごく納得しました。
マトリョミン・・・欲しいです(笑
うちのちびが喜びそうです♪
でも さすがシュトさんですね なんでも知ってらっしゃる!

ところで蜜蝋ですが、天然すぎる くらい天然なんですよね?
料理用の油でも、精製するときは薬剤(?)を使うようなので 
天然すぎるもの は貴重だと思いますよ♪
ますます欲しいです〜

ご丁寧にお答えありがとうございました
また 楽しく拝見させていただきますね♪
Posted by もも at 2006年06月27日 00:01
>悪い煙も出ません。
>炎もすごく安定していて、とても静かに燃えて います。
>色も暖かい感じ。

って素晴らしいですね♪蜜蝋のろうそく...しかも
ロシアもの...物欲魂も燃えます〜
Posted by まころん at 2006年06月27日 12:41
ももさんへ
またまたコメントありがとうございます!!
たしかにチビちゃんの前でマトリョミンを演奏したら、ほんとうに喜びそうですよね。ママは魔法使いだと思われるかも。。。

ロシアはみつろうの他にも「天然すぎるもの」がたくさんあります。日本ではもうこういうものにお目にかかることは滅多にないので、逆に貴重ですよね。
Posted by シュト at 2006年06月28日 16:57
まころんさんへ
またまた、まころんさんの物欲魂を燃やしてしまいましたか・・・。
でも私もまころんさんところでよく火をつけられています。(笑)
「中野ブロードウェイ」には是非行かねば!!
Posted by シュト at 2006年06月28日 17:00
こんばんは!蜜蝋を検索しててお邪魔しました。このブログは生きてますでしょうか?


お聞きしたいのですが…画像の蜜蝋は入手可能ですか?コメントいただけたら幸いです。
Posted by しゅん at 2011年01月08日 20:20
しゅんさんへ

はじめまして。私のブログを読んでくださりありがとうございました。画像の蜜蝋ですが、残念ながら今はお店をやっていないので私の手元にはないのです。このろうそくはロシアでは教会関係のショップに行けばかんたんに手に入るものなのですが、日本でおなじようなものを売っているかどうかはちょっとわかりません。ご期待に沿えずにすみませんでした。
Posted by シュト at 2011年01月09日 17:13
シュトさん…わざわざのお返事ありがとうございました。

正教会関係で問い合わせしてみたいと思います
(o_ _)o
Posted by しゅん at 2011年01月09日 19:39
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。