2007年04月26日

元祖ベレスタ2

またまたご無沙汰してしまいました。
シュトです。


さて、今回のブツはこちら↓


ber_ganso2_1.jpg
ベレスタの弁当箱(仮称)


大きさは15×11.5 高さ6.5cmくらい
白樺の皮を1.5cm幅くらいのリボン状に切ったもので編んであります。


これぞまさしく元祖ベレスタ


昔のロシアの農村ではこういう白樺の編み細工で靴とか背負子とか、赤ちゃんのガラガラとか、生活に密着するいろいろなものを作っていました。

ちょうど日本の竹細工みたいなものですね。

でも竹細工と違って弾力性があって、さわり心地もソフト。

それに以前にも書きましたが、白樺には抗菌効果もあるので、食べ物の保存に適しているのです。

香りもよくて、癒されるんですよね〜。


しかもこの形。

ber_ganso2_2.jpg


とことん「天然素朴」な感じがシュトはとってもお気に入り。

で、一目見たとき「ぜったいおにぎりが似合う!」と思ったので、「ベレスタの弁当箱(仮称)」と勝ってに呼んでおります(笑)。

ゴールデンウィークはこれにおにぎり詰めて、ピクニックにでも行きたいな〜。
posted by シュト at 20:53| Comment(9) | TrackBack(0) | ベレスタ(白樺製品) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月17日

「ベレスタ」おわびと訂正 そして元祖ベレスタ

beresta_pot_1.jpg


ロシア雑貨の人気者No.1と言えばもちろんマトリョーシカですが、それに次ぐ勢いがあるのがベレスタ(白樺細工)。


ええ、ベレスタ


シュトはいままでずっとベリョースタと呼んでおりました。
なぜならシュトの持っている辞書(日本製の露和および和露。それぞれ出版社は別)には

白樺の皮  берёста(beryosta)

って書いてあるんです。

ёの字は「ィヨー」と発音するので、これをそのまま読むならベリョースタで正しいはず。







しかし




雑誌やネットショップではみんなベレスタと呼んでいる。

ベレスタなら綴りは 

береста(beresta)

です。

でもロシア語の場合、ёも上の点々を省略してеと書くのが一般的なので

「おそらくみんなберестаをそのまま読んでベレスタと言っているのだろう。ほんとうはベリョースタと読むのだ」

とかってに思いこんでいたのです



が・・・



やっぱりなんか気になる。。。



でロシア人Kちゃんに聞いてみたわけです(ここからは実録)

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シュト「berestaの読み方はベリョースタでいいんですよね。ベレスタではなくて」

Kちゃん「ベレスタです」

シュト「・・・(汗)берёстаこれも?ёだけど。е ではなくて・・・」

Kちゃん「берестаё はありません」

シュト「・・・(激汗)берёстаという言葉はないの???」

Kちゃん「ありません」

シュト「辞書にもберёстаっていう言葉が載っていて、白樺の皮って書いてあって・・・」

Kちゃん「正しくないです」

シュト「あらららら・・・(激激激汗)」

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というわけで、やはり「ベレスタ」が正しいようです。とほほほ・・・。


いままでシュトの勝手な思いこみにより、正しくない表記を使ってみなさまに正しくない情報をお伝えしておりましたことをお詫び申し上げます。
私のロシア語の知識は(やっぱり)いいかげんなものでした(恥)。

ほんとうに申しわけございません!!!


・・・


というわけでちょっとへこんでおりますシュトですが、気を取り直して、あらためてベレスタについて。

今おみやげとして売られているものは、トップの画像にもありますとおり、とっても装飾的。かわいいですよね。

でももともとは庶民の生活道具だったのです。

たとえば、こちら。


beresta_pot_2.jpg


どーん。

水差しです(注ぎ口はついていません)。

けっこう大きくて高さは27cmくらい。

ロシアの友人に「古い食器とか欲しい」とたのんだところ、なんとこんなのがやってきました。
(ほんとは古いホーローのなべとかティーポットとかを期待していたんですが。。。)

もう見るからに「白樺を丸めて作りました!」って感じです。


beresta_pot_3.jpg


表面もぼこぼこした皮をそのまま使っています。

年代ものなので蓋なんかはがれかけちゃってますが、中はニスがぬっていないので、白樺の白い皮がそのまんま。


beresta_pot_4.jpg


中もこのとおり、白樺の樹皮のしましま模様が見えます。


ああまるで、村一番の古老のような風格。。。

これぞ元祖ベレスタ


でもよくよく見ると、この水差しとトップの画像の小箱って、基本構造がまったく同じなんですよね。

こちらが古老ならあちらはさしずめ生まれたばかりの赤ちゃんという雰囲気でしょうか。

というわけで最後におじいちゃんと孫たちで記念写真。


ぱちり

beresta_pot_5.jpg


「お前たちもはやく大きくなるんじゃぞ〜」(ならない、ならない)
posted by シュト at 02:17| Comment(6) | TrackBack(0) | ベレスタ(白樺製品) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月10日

白樺について

ところで皮を使った工芸品以外でも、白樺はロシア人の生活にとって切ってはきれないものです。日本では白樺というと、高原の避暑地に生えているようなイメージしかありませんが、実は人間にとって、とても有益な木なのです。




その幹は家具の材料として使われています。独特の色と木目があって、すぐに見分けがつきます。また幹から作るタールは医療品として傷の治療やかゆみ止めに使われています。また白樺から作った活性炭は下痢止めとして使われているそうです。




枝はバーニャというロシア式サウナに入るときに、体を叩くのに使います。これらはヴェニークと呼ばれていて白樺(または樫)の枝を束ねて作ります。バーニャに入るときはこのヴェニークを水の中につけておき、体が温まったところで叩きます。こうすることによって血行が良くなり、また白樺の枝から出る成分によって抗菌効果もあります。自分で叩くだけでなく、いっしょに入った人と叩きあったりするみたいです。


樹液

白樺の幹からとる樹液はシロップとして飲まれています。白樺の樹液はビタミン・ミネラルが豊富だそうです。また肌をきれいにするとも言われています。飲んだことがありますが、甘くておいしかったです。また体の芯が熱くなる感じがしました。




白樺の芽は煎じて、腎臓結石のときの利尿剤として、また胆のう炎のときの利たん剤として使われています。実はシュトも結石ができたことがあり、ロシア人の友人がこの白樺の芽を買ってきてくれました。味は・・・すごく苦かった・・・。でも友人は「これは腎臓に良く効く」と自信満々でした。


チャガ


そして忘れてはならないのがチャガ。日本ではカバノアナタケと呼ばれています。
簡単にいうと、ある種の白樺の幹にできる「さるのこしかけ」なのですが、がん予防の民間療法としてよく知られています。
シュトが知っているのは、箱入りで乾燥させて小さく砕いたもの。これを煎じて飲みます。また白樺には鎮痛作用や消炎作用があるのですが、体が痛いといっていた友人にチャガを飲ませたところ「痛みがなくなった」と喜んでいました。そのときはけっこういい加減に煎じただけだったのですが、それでも効果はあったみたいです。


注 日本にある白樺とチャガの取れる白樺は種類が違いますので、くれぐれもそのへんの白樺のこぶを煎じて飲んだりなさらないでくださいね。
posted by シュト at 15:50| Comment(3) | TrackBack(0) | ベレスタ(白樺製品) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月07日

ベレスタ БЕРЕСТА

belyosta_m_b_side.jpg

ロシアでもっとも親しまれている木の1つといえば「白樺」です。ロシア人は昔から、この白樺から様々な恩恵を受けてきました。

ベレスタとはロシア語で白樺の皮のことですが、それから作られた製品もこの名で呼ばれています。

白樺には天然の防腐効果・殺菌効果があり、昔からロシア人はこの白樺の皮で作った入れ物にパンや、ミルク、蜂蜜などの食品を保存していました。また赤ちゃんのための「ガラガラ」もこの白樺の皮を編んで作られました。白樺なら口に入れても大丈夫だというわけです。

それらはみな日常生活で使われるものなので形はとてもシンプルなものでしたが、今はお土産用に手の込んだ、とても美しい小物がたくさん作られています。


belyosta_m_b_open.jpg

この小箱の本体は白樺の皮を曲げたものを、樹脂によって貼り付けて作ってあります。構造は日本の「曲げわっぱ」にちょっと似ているかもしれません。その本体の上に透かし彫りをほこどした薄い板を幾重にも貼り付けることによって、繊細な模様と立体感を作り出しています。
ふたを開けるとほんのりと樹脂の香りがします。弾力性のある素材なのでふたがしっかり閉まり、密閉性は抜群です。水洗いもOK。


上から見るとこんな感じです。ふたの中央についているのは天然琥珀です。

belyosta_m_b_top.jpg

こちらは別の箱

belyosta_m_r_top.jpg


本体中側の底にもかわいい森の動物たちの絵が押し絵されています。

belyosta_l_r_in.jpg belyosta_m_b_in.jpg

使い込んでいくうちに色が変わってきて、独特味わいを出すようになります。
お菓子入れやお砂糖入れとしても素敵だし、お気に入りのアクセサリーを入れてもいいかもしれませんね。

他にも櫛や手鏡など小物も作られています。これは髪飾り。

belyosta_baletta_b.jpg



posted by シュト at 16:41| Comment(0) | TrackBack(1) | ベレスタ(白樺製品) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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