2006年01月21日

琥珀の間

ロシアの琥珀といえば、まず思い出されるのが有名なのが琥珀の間
女帝エカテリーナ2世の命により、サンクト・ペテルブルグの郊外にある夏の離宮に作られたものです。ただし当時のものは、第二次世界大戦中にドイツ軍に持ち去られてしまいました(どこに持ち去られたのかはいまだに謎だそうです)。建物自体も爆撃を受けてかなり壊れていたのですが戦後に復興作業が始まり、琥珀の間も24年をかけて復元され、2003年のサンクト・ペテルブルグ建都300周年記念時に公開と相成ったしだいです。

さて、エカテリーナ2世はこの部屋をたいへん気に入っていて、毎朝ここで身支度を整えていたそうです。また、彼女の許しなしにはこの部屋には入ることができなかったと言います。琥珀のリラクゼーション効果を彼女も利用していたのかもしれませんね。

シュトはまだ修復中の時にこの琥珀の間を見学しました。作業は4分の3くらいは終わっていて、部屋の壁の下の方はまだ琥珀が貼られていない部分があったのですが(当時はロシアも資金難で、修復がいつ終わるかは未定だった)、全体の雰囲気は十分伝わってきました。

ハッキリ言って、なんか、ごつくて、「やっぱり日本人の感性にはあわないよな〜」というのが正直な感想。私は琥珀の透明感が好きなのですが、壁に埋め込まれていると光が通らないからすごく重苦しく感じたんですよね。エカテリーナ2世好みのバロック風の装飾もそれに拍車をかけている。まあ、この辺の感性は人によると思いますが。

シュトが思うに、ロシア人は琥珀の黄金色の輝きを好んでいるように思います。ロシア人は「金色」がとっても好きな民族なんですよね。なんでもロシアの女の子に日本の折り紙を見せて、どの色が一番好きかと聞くと、ほとんどの子が金色と言うそうです。たとえばロシアではビーズ刺繍も盛んなのですが、ビーズ屋さんに行くと他の色の何倍もの量の琥珀色(金色)のビーズが置いてあったりします。

また以前、ロシア人の友人と一緒にモスクワのクレムリン内にある宝物の写真を眺めていたときのこと。そこに載っていた金ピカごてごての馬車を見て、彼女は「きれい〜」と言っていました(シュトは「趣味悪い〜」と思っていた・・・)。

ともあれ、この夏の離宮はエルミタージュ美術館と並んで帝政ロシア時代の威容を十分に味わうことができる場所なのは確か。しかも庭園がとても広くて、のんびり散策するのも素敵です。豪華な気分を満喫したい方にはおすすめいたします。
posted by シュト at 16:26| Comment(1) | TrackBack(2) | 琥珀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月17日

琥珀アクセサリー ЯНТАРЬ

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ロシアは有名な琥珀の産地。ロシアだけでなんと年間500万トンの生産があるそうです。とはいっても、ロシアだったらどこでも採れるというわけではなくて、バルト海沿岸のカリーニングラードがその中心地。ロシア以外の国も合わせて、バルト海沿岸では全世界の琥珀の9割を産出しているそうです。

ところでこのカリーニングラード、今はロシア連邦の領土ですが20世紀前半まではケーニヒスベルクと呼ばれた東プロイセンの都市でした。第二次世界大戦後、東プロイセンがソ連に編入され、ケーニヒスベルクはカリーニングラードという名前に変わります。ところで地図を見るとわかるのですが、カリーニングラードは飛び地なんですね。場所はリトアニアとポーランドの間。ソ連崩壊でリトアニアが独立したのでこうなりました(実はこの土地が飛び地になったのはこれがはじめてではないのですが、詳しくはこちらをご参照ください)。


さて、本題の琥珀です。
琥珀は古代からお守りや燃やしてお香として使われたりしていました。また病気を治す力があると信じられていて、のどの薬として粉末にして飲んだり、マッサージや塗り薬として使われたりもしてきました。また握ると人肌のようなぬくもりがあり、触っているだけで心を癒してくれるとも言われます。そのためギリシャでは「生命の石」、ヨーロッパでは「幸せをもたらす石」と呼ばれていたそうです。
最近、日本でもこのような琥珀の癒し効果が注目を浴びてきているようで「琥珀エステ」なるものも登場しました。これはロシアで行われている「琥珀治療」を取り入れたものだそうです。

以前、琥珀はシュトにとってあまり魅力のある石ではありませんでした。はじめてロシアに行ったとき、お土産屋さんでたくさん琥珀のアクセサリーを売っていたのですが、どれも大粒でごろごろした感じで、黄色い色もなんかあまりきれいだと思えなかったんです。ロシアの琥珀の質は悪くないし安いのですが、デザインでとても損をしていたと思います。

ただ最近お土産市場で売っている琥珀の中にも、「これは」と思うような素敵なデザインのものが見られるようになりました。また、シュトは琥珀といえば、黄色とか茶褐色しかないと思っていたのですが、実は琥珀の色は多彩で、緑や乳白色や赤っぽいものもあるということを知りました。なかでも、乳白色のものは「琥珀の女王」と呼ばれていて珍重されているそうです。


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乳白色とまではいかないですが、ちょっと白っぽい琥珀。茶褐色の透明なものよりお値段はちょっと高めです。トップのも、これもけっこう大つぶのペンダントヘッドです。コロンとした感じなので、チョーカー風にしたらかわいいかも。


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こちらはクロス型のペンダントヘッド。右のものは三色の琥珀を使っています。


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小さな丸い緑色の琥珀をたくさん使ったブレスレット。小花の形がとてもかわいい。


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こちらは赤っぽい琥珀を使っています。とても透明感のある色です。


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上のブレスレットと同じ色の琥珀を使ったピアス。セットというわけではないのですが、組み合わせるのにぴったりです。
posted by シュト at 03:02| Comment(0) | TrackBack(1) | 琥珀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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