2007年03月24日

雪のモスクワ3 雪化粧の聖堂たち

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もうすっかり春めいてきましたのに、しつこく雪の写真が続いておりますが、今日で最後です。

久しぶりの巨大ロシア雑貨(ロシアの聖堂)


トップの写真はご存じ赤の広場のワシーリー聖堂

極彩色のタマネギたちの上にうっすらと白い雪が積もっておりますが、なんか粉砂糖のかかったお菓子みたいに見えるのはシュトだけでしょうか(かじりつきたい衝動に駆られます 笑)。

ロシアの聖堂は極彩色のものが多いのですが、雪をかぶるとそのコントラストがとてもステキなんですよね。

長い冬の間は真っ白な雪にずっと閉ざされてしまうから、せめて建物だけでもこんなふうににぎやかな色合いにしているのかなと、ふと思いました。



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こちらは赤の広場近く、ロシアホテル(解体中)の脇の寺町通(シュト命名)にある聖堂。

シルエットがキレイ(電線が邪魔なのがおしいですが)。


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夕日を浴びて、金色に輝くタマネギ。
上半分だけ雪が積もっているのところがポイントですね!




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寺町通沿いの建物。



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青空をバックに、屋根の上の金色の風見鶏も光っています。


こういう晴れた日というのは、じつは雪の日よりも寒いんですよね。でもこのピーンと張りつめた感じの空気、好きだったりします。

(寒いと空気がきれいになったような感じがするのはなぜなのかな。ほこりも凍ってしまうんだろうか。)


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さてしばらく食べ物や風景が続きましたが、次回からは雑貨屋の本分(?)に戻って、春らしいカワイイものもご紹介していきたいと思っています(あくまでも予定ですので、突然変わるかもしれません。。。)

それではまた。

2006年07月17日

世界遺産的巨大ロシア雑貨 

巨大ロシア雑貨としてすでにご紹介したセルギエフ・ポッサートの聖堂群やワシーリー寺院を含むモスクワ・赤の広場。じつはユネスコの世界遺産だったんですね。

それとは知らずにずいぶん軽々しく扱っていたシュトですが、まあ、カワイイものはカワイイわけでして。(笑)


で、実はモスクワにはもう一つ世界遺産に指定された聖堂があるんです。

場所はモスクワ南部のコローメンスコエ。
そこにあるヴォズニセーニエ(キリスト昇天)教会(1532年)です。



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写真の奥、とんがり屋根の建物がヴォズにセーニエ教会。

残念ながらただいま修復中でして、アップの写真がないので全体像を見たい方はこちらからどうぞ。雪をかぶったように真っ白で、独特の形状がとても美しいです。


コローメンスコエはイワン雷帝やピョートル大帝などの皇帝たちの別荘があった場所で、現在は歴史的な建造物を集めた史跡公園になっています。古い建物を利用したちょっとした博物館もあって、その中にはかつてこの地にあったという3000もの窓を持つ木造大宮殿の模型なんかも展示されています。


園内にはこんな教会や

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こんなふうに屋根が木造の瓦葺きになっている門とか

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こんな木造の聖堂もあります。

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もともとロシアの建築というのは木造が主流で、石造りの聖堂の方が珍しいものでした。


さて、そんな歴史的な地コローメンスコエなんですが、建築群もさることながら風景の美しさでも有名で、観光客だけでなくモスクワっ子の憩いの場所となっています。


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ヴォズニセーニエ教会の後ろからはモスクワ川に向かってなだらかな斜面が続き、そこからはモスクワ中心部を見渡すことができます。



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斜面には緑の草といろとりどりの野の花



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また公園内にはリンゴの木がたくさん植えてあって、この写真を撮った6月はじめ頃はリンゴの花盛りでした。



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リンゴの花とテントウ虫(カワイイよ〜)


天気のよい土日などは、結婚式を終えたカップルがウエディングドレスとタキシードでそぞろ歩く姿なんかもよく目にします。(ロシアでは結婚式のあと、新郎新婦他参列者一同で名所旧跡を訪ねる風習があります)

実はコローメンスコエはシュトのお気に入りの場所なんです。
とにかくのんびりお散歩するにはほんといいところですよ。
機会のある方はぜひどうぞ!

2006年06月10日

巨大ロシア雑貨3 モスクワ編おまけ

前回はクレムリン周辺の聖堂をご紹介しましたが、ちょっと離れた場所にある、シュトのお気に入りの聖堂を追加しますね。


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場所は地下鉄スーハレフスカヤ駅の近く、プロスペクト・ミーラ大通りと環状線が交わる近くです。
こんな場所なので、車の通りも人通りも多く、周りには大きなビルが建ち並んでいるのですが、ここだけまったく異なった空間を形成しています。

この聖堂の名前は知らないのですが、かなり古いらしい。
壁の作り方とかみるとたぶん、15世紀か16世紀くらいではないかと推測されます(昔こーゆーことをょっと勉強していたので)。

実際この教会の建っている地面は道路よりも1m〜2mくらい低くて、そこからもこの聖堂の古さを物語っています。


まあ、そんなうんちくはさておいて、それよりなんといってもカワイイんですよ、この聖堂。

白い壁に金色の縁取りのある緑のタマネギ君。
最近修復されたばっかりみたいで、ぴかぴかしています。


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壁のレリーフもリズミカル♪


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窓飾りもキュートでしょ?


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裏の方。入口周りの小振りなアーチがカワイイ。


モスクワは車も人もどんどん増えて騒々しさは増すばかりですが、そんな喧騒の中にたたずむこの聖堂にはいつも心なごませられます。

これからもずっと、この聖堂はこの場所にひっそりと建ちながら、街が変わっていく様子を見守りつづけるのかもしれません。。。



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お知らせ(たいしたことではないです)

ちょっと5日ほどお出かけします。
PCは持って行けないので、コメントへのお返事がしばらくできません。ごめんなさい。
というわけでしばらくしたら、またお会いしましょう!

2006年06月06日

巨大ロシア雑貨2 モスクワ編

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雨のモスクワ、赤の広場。
そして、あれに見えるは本日のトップバッター


聖ワシーリー聖堂!!


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名前を知らなくても、モスクワと聞けば多くの人が思い浮かべるであろう、極彩色のタマネギ教会です。
(作られた当初は実は白かったそうで、今ほど派手ではなかったようですが)。

この聖堂は、イヴァン雷帝のカザン汗国攻略(1552)を記念して、1555−61年に建てられました。

しかし、初めてこれを見て、「キリスト教の聖堂だ」ってわかる人、どのくらいいるんだろう?

形といい、色といい、シュトにはおとぎ話の魔法のお城にしか見えないのですが。。。
おもちゃっぽいですよね、なんか。

国の中心部に、しかも国家的祈念碑として「こ〜んなの」作っちゃうロシア人て、どこまで本気で、どこまで冗談なのかよくわからんところがあります。。。

ところでこの聖堂には九つのタマネギがありますが、じつはそれぞれが独立した聖堂なんですね。それが束ねられてるので中の構造はめちゃ複雑。一人で放り出されたら迷子になりそうでした。

ところで赤の広場にはもう一つ聖堂があります。


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カザン聖母教会。

この教会はソ連時代に取り壊されていましたが、ソ連崩壊後再建されました。ワシーリーほどではないですが、なかなかにぎやかな外観です。タマネギの断面みたいな飾り破風を何個も連ねて、にょきにょきと上に伸びているさまはなんか植物のよう。デコレーション・ケーキに見えたりもしますが。


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これもクレムリンから割と近いところにある聖堂。こちらは赤と白でまとめてますね。こんなのがなにげに街中に建っています。


じつはクレムリンの周りはけっこう古い聖堂が多いんです。

というか、モスクワは聖堂がめちゃくちゃ多いんです。

その昔、モスクワには千の千倍教会があると言われていて、晴れた日に、郊外の丘の上からモスクワを眺めると教会の金色の屋根がきらきら光ってそれはそれは美しかったそうな。。。

ソ連時代に聖堂はかなり破壊されちゃったみたいですが、それでも数は多い。京都のお寺や神社の数と張り合うんじゃないだろうか。

そんなわけで聖ワシーリー聖堂裏手にある巨大ホテル「モスクワ」の脇にもずらりと聖堂が並んでいます。(モスクワ・ホテルは現在解体中)。


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この画面に映っているだけで、すでに4個。。。

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反対側を眺めると、奥にクレムリン内のピョートル大帝の鐘楼が見えます(白くて長くて金色のタマネギがのってるやつです)。

モスクワ版「寺町通り」てな感じでしょうか。

シュトが初めてモスクワへ行ったとき、この中の何軒かの聖堂はおみやげ屋さんでした。(ロシア雑貨を売る巨大ロシア雑貨だったわけです(笑))。

けっこうカワイイものがたくさんあって、一番気に入ったのはしずく型をした木製のペンダントヘッドで、そこにはまさにそれを売っていたおみやげ屋さんのような「タマネギ教会」の絵が描いてあったんです!友達に買っていってあげたらすごくよろこばれました。

他にも赤い刺繍の入ったテーブルライナーとか、素朴な顔をしたマトリョーシカとか、民族衣装とかエプロンとかいっぱいあって、けっこうそこで買い物しましたね。

現在はおみやげ屋さんはありません。ちょっと残念でしたが、教会としての活動を再開したものもあるみたいで、本来の使われ方に戻ることができてタマネギ君たちは喜んでいるかもしれません。。。


ロシア・ホテル近くの小路にもタマネギ君発見!!

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こんなところにひっそりと佇んでいました。どうも今は使われていないようです。ただモスクワは今急ピッチで聖堂の修復が進められているので、これもそのうちきれいになって復活するのかもしれません。

立派な鐘楼もあるし、復活のあかつきには、あのロシアの教会独特のきれいな鐘の音のアンサンブルを聞かせてくれることでしょう。



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速報

またまた騎馬警官を発見!!


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今度はクレムリンの近くです。左側は若い女性のようですね。やはり騎馬警官は「見た目重視」だと思われます。。。

2006年05月30日

巨大ロシア雑貨1

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みなさまこんにちは。 こちらは新潟ロシア村・・・





ではありません。(似てるんですが)





ここはロシア。これは本物の教会。

しかも数十年前まではロシア正教の総本山だったという、由緒正しいトロイツェ・セルギエヴァ(聖セルギエフ三位一体)大修道院のウスペンスキー聖堂(1559-1585)です。
場所はモスクワから北へ70kmほど行ったところにあるセルギエフ・ポッサート(旧ザゴールスク)という街。

ところで、このようなロシアの古い聖堂を見ると、シュトはいつも思います。




この、わけのわからんかわいさはいったいなんなんだろう???




別にかわいいといけないということはないのですが、よく考えてみてください。

他の国の大聖堂とかだったら、もっとこう威圧的というか、神々しいというか、いかにも威厳がある感じに作ってあると思うんですよ。

だけどロシアの場合なんかちがう。
空想的というか、おとぎ話的なんですよね。はっきりいって現実味がぜんぜんない。ぱっと見ただけなら「アラビアンナイトのお城」とか連想する人も多いはず。


これらを作ったのは、いかめしい顔したひげぼーぼーの修道士たちであり、熊さんみたいなロシアの大工さんたちのはずなのに、なぜかこうメルヘンチックになってしまうから不思議。

とくにかわいいのは16世紀までにたてられた聖堂で、この修道院には他にも

こんなのとか

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トロイツキー(聖三位一体)寺院(1422年)


こんなのとか

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ドゥホフスカヤ(精霊)聖堂(1476年)

あります。



ちなみに修道院の外観はこんな感じ(絵はがきより)

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またしてもディズニーランド状態ですが。。。

装飾がごてごてとしている建物は17世紀以降、西ヨーロッパの建築の影響を受けてからのものです。もともとのロシアの聖堂は白壁が基本でとってもシンプル。(城壁の手前にちょこちょこ建っているのもけっこう古いタイプだと思います)。


でですね、ロシア人のこのなにげにかわいいものをつくってしまう感覚って、今のロシア雑貨に相通ずるものがあると思うわけなんですよ。

だからロシアの聖堂をシュトは


巨大ロシア雑貨


と勝手に呼んだりしています。


・・・・・・

ちなみにセルギエフ・ポッサートの街は、ロシアの民芸品の一大産地だったりします。マトリョーシカの工房とか、木のおもちゃの学校とかあるそうです。
観光客もよく訪れる場所で、お店もたくさん出ています。(モスクワより安く買えますよ。)


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ホフロマ塗り


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卵型の置物。修道院の特徴を見事にとらえていて笑える。

・・・・・・

次回は巨大ロシア雑貨モスクワ編でございます。
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