2006年09月07日

マトリョーシカ豆知識3 持ち物編2 謎の物体X

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さて、このマトリョーシカが持ちたる丸い物体。
いったいなんでしょう?

シュトは最初

「でっかいケーキ?」


と思ったのですが、にしては上に付いている赤い突起物が不自然。どうもあれは食べ物にはみえない。


mato_pan02.jpg
謎の物体X


次に思い浮かんだのは、よく豪華な西洋レストランで、七面鳥の丸焼きとかにかぶせてある金属でできた銀色の丸い覆い。だからこの中には鳥の丸焼きでもはいってるのかも・・・。

しかし、これは銀色じゃなくて茶色。

「いや、もしかしたらロシアだから、金属製ではなくて木製なのかも?」

などと思ったりもしたのですが、もし中にごちそうが入っているとしたら、お皿かお盆をしいているはずなのに、下にあるのはロシアによくある長いふきん。。。


ああ〜、いったいこれはなんなのぉ〜???



と考えが行き詰まったので、私のマニアックな質問にいつも答えてくれるKちゃんにチャットで聞いてみました。


Kちゃんいわく

「ふきんの上にはパンと塩をのせているんです。パンの上にあるのは塩の入った器です。」

「これはロシアの伝統で、お客様が来たらすぐにパンと塩を持ってお迎えするんです。これは心から歓迎するという意味なんです。」



へ〜、そうなんだ〜。

そういわれてみれば、この丸い物体はロシアでよく見かける丸い黒パンですね。しかしその上に塩が乗っかっているとは、思いもしませんでした。

あ、別にロシアは貧しいから、お客が来てもパンと塩しか出せなかったとか言う訳じゃないですよ。パンと塩はあくまでも歓迎の象徴。

実際ロシアでは「パンと塩」という言葉は「歓迎」と同じ意味を表すそうです。


さて、中の子たちも出して、せいぞろいしてみました。

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お客様の歓迎ということで、みんな手に手に食べ物を持っています。

2番目の子が持っているのは、何度かご紹介したことのある「バランキ」という名前の乾パン。

バランキはこういうふうに穴にひもを通してかけて保存するんです。市場のお菓子屋さんでも、こういうふうにひもにたくさん通した形で売っているのをよく見かけました。

3番目の子が持っているのは「ブーブリク」というこれもバランキと似たようなものらしいのですが、バランキよりは柔らかいとか。やはり真ん中の穴にひもを通してぶら下げるそうです。

4番目の男の子が持っているのはギョウザのように閉じた「ピロシキ」
なぜかこのシリーズの男の子はピロシキを持っていることが多いです。

5番目のちびちゃんは、ひもからはずしたバランキを1個だけ持っています。


これらの食べ物とお茶がそろったら、さあ、ロシアン・ティーパーティーの始まりです。

みんな食っては茶を飲み、飲んではひたすらしゃべりまくる。
これぞロシア式お客様歓迎法なのでした。



ところでこの「パンと塩」の歓迎については、最近出版されたこちらの本でもくわしく説明されています。

家庭で作れるロシア料理 ダーチャの菜園の恵みがいっぱい!

この本、いままでのロシア料理本とはだいぶ趣が違い、写真がとってもおしゃれでかわいくて、また読み応えのあるエッセイもあって、おすすめです。
もちろん、ダーチャの菜園でとれた野菜や果物を使った素朴な料理のレシピも充実していますよ。
posted by シュト at 18:42| Comment(16) | TrackBack(1) | マトリョーシカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月04日

マトリョーシカ in 花の都

更新がひさしぶりになりました。
実は今、花の都に来ています。

花の都と言っても、パリではございません。
もちろん、モスクワでもございません。

シュトにとっての花の都とはなんと言っても京都


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(すいません、いきなり和風モードです。。。)


というわけで京都のお花の写真です。


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蓮の花がまだ咲き残っていました。これは東本願寺。



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こちらは東寺。


蓮の花っていつ見てもいいんですよね〜(しばしうっとり)
・・・・・


とはいえ、このままではあまりにも「ロシア雑貨」とは関係ないので、この子も連れて行きました。


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東寺の五重塔をバックに。



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蓮の葉っぱにのせてみました。(笑)



本当は「金閣寺」とかバックに撮りたかったんですが、今回はお寺めぐりはほとんどしなかったので、このへんでお茶をにごしています。

そんなわけで前回に引き続きちょっと一息どころか、二息、三息もしているシュトですが、そろそろ暑さもやわらいできたことですし、気合を入れなおしてロシア雑貨のご紹介にはげみますので、これからもどうぞよろしく。


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posted by シュト at 17:24| Comment(8) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月24日

ちょっと一息 花とマトリョーシカ

今日、友人のロシア人が送ってきてくれた写真です。


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雨上がりの、水滴をつけた薔薇の花。


季節的には、6月頃に撮ったものだと思うのですが、ここ連日の暑さに溶けかかっていたシュトの脳みそに、すずやかな空気が流れ込んできました。

というわけで皆様にもおすそわけしたいと思ったしだいです。


他にもこんなのとか

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こんなのとか

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ちょっと枯れかかってるけど、こんなのとか

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撮影場所はモスクワ郊外にある友人のダーチャの庭。
しかし、庭といっても日本の感覚とはぜんぜん違います。
とにかく広い。都内の小学校の校庭より広いかも。。。
しかも土地はただ同然。

ダーチャというのは、ふつうは「別荘」と訳されますが、日本のそれとは趣が違います。昔からのタタイプは、広い土地の中にぽつんと木造のカワイイおうちが建っている形式。周りはたいてい畑です。もちろん畑は自分で耕します。人によっては、家も自分で造ってしまいます。それが楽しかったりするらしい。

ちなみにトイレはたいてい外。
もちろんくみ取り式。
電話もありません。
水は井戸から汲んできたりする。。。

もちろん、いまや成金大国となったロシアでは「豪邸のような別荘」(水道ガス完備)もがんがん建てられています。


ちなみに私の友人は畑仕事をしないので、ごらんのとおり庭は草ぼーぼー状態です。

それなのに、どっかから種でも飛んできたのか、きれいな薔薇の花が咲き誇ってくれています。
まあ、勝手に生えているので、かなりワイルドに育っていますが。。。


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さて、お花だけではなんなので、私のお気に入りのマトリョーシカなんぞもご紹介。


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花マトと呼んでおります。
美しいです。
はっきりいって一目惚れしました。。。

持っている花は大きい子から、「まつゆきそう」「ライラック」「リンゴの花」「ミモザ」「わすれなぐさ」かと思います。

「まつゆきそう」は物語『森は生きている(原題『12の月』)』で、主人公の女の子が冬の森に探しに出かける花ですね。

ライラックもミモザもわすれなぐさも、あまり知られていないかもしれませんが、ロシアではよく見る花です。リンゴは言わずもがな。

けっこうよく描けてるんです。

ちなみにこちらはモスクワのライラックの花。


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このマトリョーシカを見ると、ロシアの一番美しい季節の記憶が鮮やかによみがえってきます。
短い夏の間に、ここぞとばかりに咲き競ういろとりどりの花々。
その生命力あふれた姿が目に浮かんで来ます。

なんか今回はとりとめもなくおわりますが、ようするに「シュトはお花が大好き」という話でした。
posted by シュト at 01:09| Comment(7) | TrackBack(0) | マトリョーシカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月16日

マトリョーシカ豆知識2 持ち物編1 包みの中身は?

さて今回は、予告通り「持ち物編」です。

一口に持ち物といってもいろいろあるのですが、今回はこれ。


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見てのとおりのふろしき包み

ロシアではウゼローク(uzelok)と言うらしいです。



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水玉模様がカワイイ。


さてこのふろしき包みを持っているマトちゃんはけっこう多いのですが、いったい何が入っているのでしょうか?

けっこうずっしりしている感じ。

直感的にシュトは「食べ物にちがいない!」(笑)と思ったのですが、ロシアの友人に聞いたらやっぱりそうでした。

友人によると、こういうふろしき包みにはたいてい食べ物を入れるそうです。

しかも、畑仕事をしているお父さんや旦那さんの元へ持って行くお昼ご飯を入れていることが多いみたい。

つまりこのマトリョーシカは、女の子がお父さんのもとへお弁当を届けに行く姿だったのですね。

う〜ん、ほほえましい。(笑)


さてさてお弁当と聞くと、なんかおにぎりを想像してしまうシュトですが、ロシアではもちろんおにぎりはありません。

パンとかゆでた皮付きジャガイモとかを持っていったようです。

やっぱりパンは黒パンかな。
ゆでたジャガイモも超ロシア・スタンダードですね。

お弁当以外ではお塩とかタマネギとかも入れて運んだそうな。


こんなふうに一見単なるふろしき包みなのですが、実はちゃんとロシアの農村生活を象徴しているものだったのですね。



posted by シュト at 20:35| Comment(13) | TrackBack(0) | マトリョーシカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月09日

蜜蝋(みつろう) ロシア的な、あまりにロシア的な・・・

前回予告しました「マトリョーシカ豆知識 持ち物編」はただいま準備中でございます。
しばしお待ちください。


というわけで話題かわって、実は今日、ロシアから荷物がとどきました。

中身はもちろんかわいいマトリョーシカ



と、



これ↓



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にょきにょき

     にょきにょき
         
          にょきにょき・・・




以前から読んで頂いている方はおわかりなったかとは思いますが、蜜蝋のろうそくでございます。


しかし、今回のブツ前回とはかなり趣が違います。。。



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巻いています。

ぐるぐる巻いています。

まるで忍者の巻物のようです。




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しかも表面はごらんのとおり、六角形の蜂の巣模様。(でこぼこしております)


前のものもかなりナチュラル系でしたが、これはもう、どっから見ても天然自然、手作り作品。

はちみつくささもいちだんと増しております。



実は以前、ロシア正教の教会付属のお店で、こういうふうにぐるぐる巻いたろうそくを見たことがあったのです。

そのとき見たのはこれよりももっと太いもので、いちおうクリスタルパックのようなものでラッピングされており、造花の飾りなどもついていたのですが、そんな小細工などあざ笑うかのような天然ぶりに、シュトはしばし声もなく見つめていたのでした。。。

そして思ったのです。

「ぜひこれを日本のみんなにも見せたい!!」と。(笑)


そこで今回、ロシアの友人に「教会のお店で売っていたこういうろうそくを買ってきて」と頼んだところ、なんと友人は「それなら自分たちで材料買ってきて作れる!」と豪語。

そして送ってきてくれたのがこれ。

もう、まごうことなき手作り作品でございます。


で、手作りなもんで、ロシア人らしく独創性も発揮しまくってくれました。

見てください!


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名付けて「ザ・クレムリン」

蜜蝋のシートを先細りになるように巻いて、クレムリンの城壁の塔を表現してくれました。

左から2番目のろうそくには、ちゃんと時計がついています。
けっこう芸は細かいです。。。


しかしながら当然「こんなものでちゃんと火がつくのだろうか?」という心配も出てきます。

というわけで、実験!


「ザ・クレムリン」の一番チビに火をつけて見ました。(今回使ったのもロシア・マッチ)



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燃えております。

しっかり燃えております。

こちらの心配をよそに、堂々とした燃えっぷりです。



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ぐるぐる巻いた蜜蝋が熱されて透明になり、ちょっとづつ溶けて火に吸収されていく様子に、思わずじっと見入ってしまいました。(人が見たら変に思うかもしれません。。。)



とはいえ、これらはまだまだ試作段階。
今後もうちょっと改良を加えてみたいと思っております。

それでは。


蜜蝋(みつろう)の過去記事はこちら↓
「Sweetロシア雑貨」
「蜜蝋(みつろう)あれこれ」
posted by シュト at 00:43| Comment(14) | TrackBack(0) | みつろう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月01日

マトリョーシカ豆知識1 ファッション編

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マトリョーシカの場合、女の子はかならずスカーフをかぶっているということは、「マトリョーシカ美少年編」でちょっとお話ししました。厳密に言うとスカーフだけというわけではないのですが、頭をむき出しにしていることはふつうはないです。

逆に男の子の場合は、なにもかぶっていないのがふつう。

だからおかっぱでも、ワンレングス(古い。。。)でも、リンゴほっぺでも、くちびるが真っ赤ても、頭むき出しの場合はたいてい男の子です。

しかしもっとくわしく見るならば、女の子と男の子では着ているあきらかに服がちがいます。

というわけで、今回は伝統的なマトリョーシカのファッションについて、ちょっと掘り下げてみたいと思います。

題して「マトリョーシカ豆知識1 ファッション編」
(またの名を「マト・マニアの部屋」笑)



それではまずは女の子から。


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「プラトーク」はスカーフのこと。

「ブルースカ」はブラウスですね。

「サラファン」は昔のロシアの農村の女性が着ていた、袖なしの裾の長いスカートのようなもの。

ロシア民謡にも「赤いサラファン」というのがあって、むか〜しむか〜しの歌声喫茶がはやっていた時代を知っている方には、なつかしい言葉かもしれません(にシュトはその時代にはまだ生まれてませんよ!!)。

ちなみに現在ではノースリーブのサマードレスやワンピースもサラファンと呼ばれています。

「ファールトゥク」はエプロンです。



次は男の子。


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「ルバーシカ」は昔のロシアの農村の男性の典型的な上着です。

襟の部分に特徴があって、ボタンを止める部分が左右どちらかにずれているんですね。腰にはベルトを巻きます。

「シュタニィ」
はズボンのこと。ただマトリョーシカの場合、足がないのでズボンに見えないことが多い。。。

さて男の子はたいてい頭むき出しなのですが、この子はちょっと変わった帽子をかぶっています。ぱっとみ野球帽のようですが、ちょっとちがいます。


mato_elena04_2.jpg  mato_elena04_3.jpg


この「カルトゥーズ」という帽子は、ひさしの部分が固くてあとは柔らかい布でできています。1800年代くらいからあるそうで、ロシアに工場ができるようになってから現れたとか。労働者がかぶるものらしいです。


−−−−−


もちろん今時こんなの着ている人は田舎にもいません。ただ観光地にはときどき観光客相手のサービスでサラファンを着た女性がいたりします。(ただしシュトが会ったのはおばちゃん(おばあちゃんも)ばかりだった。。。)

イズマイロフのおみやげ市場(ヴェルニサーシュ)の入口で土日に入場券を売っている人も着ていたりします。(やはりおばちゃんやむさいおっさんが多い。。。)

もちろんおみやげ屋さんにも売っています。
シュトも初めてロシアに行ったとき、どうしてもルバーシカが欲しくて自分用に一着買いました。(サラファンじゃないところがシュトっぽいですが。)

おみやげ用のは昔のものとはだいぶちがうのでしょうが、チロリアンテープの装飾とかがけっこうカワイイかったです。でもけっきょく外に着ていけませんでしたが。。。
仮装パーティーでもあったらよかったんですけどね。


さあこれで、ななたのマトリョーシカ女の子と男の子の区別は完璧ですね(笑)
つぎの「豆知識」ではマトの持ち物についておおくりする予定です〜

posted by シュト at 19:36| Comment(13) | TrackBack(1) | マトリョーシカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月24日

マトリョーシカ肥満注意報

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「あのさあ、ねえちゃん、最近太ったんじゃない?」

(ぎくっ)




himan_mato3.jpg

「な、なによいきなり。そんなこと無いわよ、失礼ね!」

「だって・・・」




himan_mato2.jpg

「後ろやぶけてるよ」

「・・・(汗)」





ご存じのとおり、マトリョーシカたちは木製。

木というのは湿気を吸うとふくらみ、乾燥すると縮みます。



つまり



梅雨時の日本はマトがもっとも太りやすいのです


で、太るとどうなるかというと、上のマトちゃんのように体にひびが入ったり、開かなくなってしまったりという現象が生じてしまいます。


たとえばこれ


himan_mato4.jpg



このマトは2番目の男の子が太ってしまって下の部分が抜けなくなってしまいました。。。

こういうのはけっこう困りもの。

もし中に兄弟姉妹たちがはいったまま開かなくなったりしたら悲惨です。。。


というわけで、日本に住むマトちゃんたちは、梅雨時はバラバラにして飾っておいた方が無難です。

ただもし不幸にも開かなくなってしまった場合、あまり無理矢理あけようとはしないでください。

接続部分がひび割れたり、塗りがはがれてしまったりする可能性があります。

閉じこめられたマトちゃんたちには気の毒ですが、梅雨がすぎてすこし乾燥してきたら、またトライしてみてください。


ちなみに乾燥してくると、今度は逆にやせてしまって合わせ目がゆるくなったりします。

そういうときは、木と木が重なる部分にうすーく木工用ボンドを塗るとしまりがよくなったりします。(この方法はモスクワのマトリョーシカ売りのおばちゃんに教えてもらいました)


あなたの大切なマトリョーシカのご無事をお祈りいたします。
posted by シュト at 02:33| Comment(8) | TrackBack(2) | マトリョーシカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月17日

世界遺産的巨大ロシア雑貨 

巨大ロシア雑貨としてすでにご紹介したセルギエフ・ポッサートの聖堂群やワシーリー寺院を含むモスクワ・赤の広場。じつはユネスコの世界遺産だったんですね。

それとは知らずにずいぶん軽々しく扱っていたシュトですが、まあ、カワイイものはカワイイわけでして。(笑)


で、実はモスクワにはもう一つ世界遺産に指定された聖堂があるんです。

場所はモスクワ南部のコローメンスコエ。
そこにあるヴォズニセーニエ(キリスト昇天)教会(1532年)です。



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写真の奥、とんがり屋根の建物がヴォズにセーニエ教会。

残念ながらただいま修復中でして、アップの写真がないので全体像を見たい方はこちらからどうぞ。雪をかぶったように真っ白で、独特の形状がとても美しいです。


コローメンスコエはイワン雷帝やピョートル大帝などの皇帝たちの別荘があった場所で、現在は歴史的な建造物を集めた史跡公園になっています。古い建物を利用したちょっとした博物館もあって、その中にはかつてこの地にあったという3000もの窓を持つ木造大宮殿の模型なんかも展示されています。


園内にはこんな教会や

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こんなふうに屋根が木造の瓦葺きになっている門とか

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こんな木造の聖堂もあります。

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もともとロシアの建築というのは木造が主流で、石造りの聖堂の方が珍しいものでした。


さて、そんな歴史的な地コローメンスコエなんですが、建築群もさることながら風景の美しさでも有名で、観光客だけでなくモスクワっ子の憩いの場所となっています。


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ヴォズニセーニエ教会の後ろからはモスクワ川に向かってなだらかな斜面が続き、そこからはモスクワ中心部を見渡すことができます。



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斜面には緑の草といろとりどりの野の花



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また公園内にはリンゴの木がたくさん植えてあって、この写真を撮った6月はじめ頃はリンゴの花盛りでした。



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リンゴの花とテントウ虫(カワイイよ〜)


天気のよい土日などは、結婚式を終えたカップルがウエディングドレスとタキシードでそぞろ歩く姿なんかもよく目にします。(ロシアでは結婚式のあと、新郎新婦他参列者一同で名所旧跡を訪ねる風習があります)

実はコローメンスコエはシュトのお気に入りの場所なんです。
とにかくのんびりお散歩するにはほんといいところですよ。
機会のある方はぜひどうぞ!

2006年07月08日

マトリョーシカ 美少年編

「マトリョーシカ」という名前は、ロシアの女性の名前「マトリョーナ」の愛称形です。マトリョーナは「お母さん」という意味があります。

なので、基本的には女性の姿をかたどったものを指していたと思われますが、今ではチェブラーシカをはじめ、各国首脳やスポーツ選手など多様なものが作られていることは、みなさもごぞんじのことでしょう。

でも1890年のパリ万博に出品されたマトリョーシカの写真を見たところ、すでに「男の子」が含まれているので、初期の頃から全部女性でなくてはいけないということはなかったようです。

で、すでに何度かコメントにも書いたのですが、シュトのプロフィール画像に使っているマトちゃんも「男の子」です。(でもシュトは「女子」ですよ!)

おかっぱ頭なので女の子だと思われる方が多いようですが、昔のロシアの男性の髪型って、特に農村ではおかっぱぽいものが多かったのです。(真ん中分けにしているのもあります)。

男の子と女の子の見分け方のポイントは、スカーフです(ロシアではプラトークと言います)。昔のロシアでは、年頃の女の子がスカーフをつけないことは「とてもはしたないこと」と思われていたらしいです。

今でも、ロシアのおばあちゃんたちはよくスカーフをしています。またロシア正教では、女性は教会に行くときは必ずスカーフをつけなくてはいけません。

昔、シュトが観光でロシアの教会に入ろうとしたときも頭むき出しでは入れてもらえず、ヨットパーカーの帽子をかぶって入りました。ちなみに男性は必ず帽子をとらなくてはいけません。(なぜ逆なのかは不明)

なので、マトリョーシカで髪の毛むき出しの子がいたら、それは男の子だと思ってください。

というわけで、今回はシュトが厳選した美少年マトちゃんたちをご紹介します。



エントリーナンバー1

「薔薇とひよこ少年」


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おでこのてかりとリンゴほっぺが愛らしいです。
シュトのプロフィール画像のマトちゃんと同じ作者の作品と思われます。
「薔薇の花」が彼の美少年ぶりを象徴していますね。(笑)
なぜ「ひよこ」を持っているかというと、一番大きいお姉ちゃんが「にわとり」を抱えているからなんですね。

ちなみに後ろ姿はこんな感じ。


mato_boy01usiro.jpg


刈り上げたうなじがなんとも言えない味を出しています。。。




エントリーナンバー2


「兄弟マト」


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お兄ちゃんと弟のマトちゃんです。
前髪は七三分け。
お兄ちゃんが手にもっているは鳥のかたちをした飴です。
この子なら、ちゃんと意地悪せずにちゃんと弟にたべさせてあげることでしょう。




エントリーナンバー3

「バラライカ少年」



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手に持っているのはロシアの伝統的な楽器バラライカ。
しかし、どこぞの「ロック少年」に見えたりもします。
というか、シュトはこの子を見てすぐ「70年代アイドル御三家」を思い起こしてしまいました。(って、若い人はわからないか・・・)




エントリーナンバー4

「坊や〜」


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この子はかなりやばいです。(笑)
母性本能直撃してきます。
おでこにちょろっとたれた巻き毛がなんとも言えません。
ちなみに手に持っているドーナツのようなものは、バランキという乾パンのお菓子です。
「一緒に食べよ!」なんて言われたら、絶対断れません。




エントリーナンバー5


「きのこ少年」


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クラスだいたい一人はいますよね、こういう子。
ちょっととろくてぼーっとしてるんだけど、なんか憎めないタイプ。
ムーミン系とでも言ったらいいでしょうか。(「天然系」とも言える)
なんかこの子って、人にからかわれても気づかないで、ぼけまくって、なにげに周りを癒してくれたりしそう。。。




エントリーナンバー6

「青りんご少年」


mato_boy06.jpg


さて最後です。
ちょっとおすましした和風顔の少年です。
この中では一番賢そう。
シュトはけっこうこの顔が気に入っております。(知性派に弱いんです)
静かに遠くを見つめるようなまなざしが、美少年チックでなかなかよろしいです。(笑)



-----

ちなみにロシアの本物の男の子たちも、この子たちに負けないくらいカワイイです。(さすがに今はおかっぱ頭はいませんが)

でもロシアは親が過保護で母子家庭が多い(離婚率高い)ので「マザコン」も多い。

しかも大人になると、なぜか「熊さん」になってしまうのでした。。。

(あ〜、無常だなぁ・・・)

posted by シュト at 11:54| Comment(14) | TrackBack(0) | マトリョーシカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月30日

ロシア文化フェスティバル 2006 IN JAPAN

いったいどのくらいの人が知っているのでしょうか。。。

実は今年日本では


「ロシア文化フェスティバル」


が開催されているのです。



そこのあなた、知っていましたか?



ほら、こーんなパンフレットもあるんです。


festival_catalog.jpg


ちゃんとプーチンさんと小泉さんのご挨拶だって載っています。


festival_catalog_naka01.jpg


いろんなプログラムが組まれています。
すでに「プーシキン美術館展」とか「ボリショイ・バレエ公演」などがありました。(これ以外にもたくさんありましたが、書き切れない・・・)

そうそうチェブラーシカの原作者、ウスペンスキー氏の講演会もあったんです。(行けなかったんですが・・・)



しかしなんといってもロシアです。
まだまだ日本では浸透度が低い。
たぶんよっぽどのロシア好きな人くらいしか、知らないんじゃないかと思われます。。。

でもこれからも予定されている催しものもなかなかハイレベルです。
興味のあるかたはこちらをどうぞ。


ロシア雑貨を愛するものとしては、こちらなんかがおすすめです。


mato_hagaki.jpg


「マトリョーシカ絵付作品展」

期間:2006/7/19(水)から7/23(日)
時間:11:00〜19:00(最終日17:00)
場所:東京都中央区銀座4-2-1 銀座教会内
   ギャラリーアガペー
   JR有楽町駅から徒歩5分
   メトロ銀座駅 C6かC8出口すぐ
問い合わせ:「日本ユーラシア協会」 電話03-3429-8231


「ハンサム部」のキョウコさんが「かわいいマトの会」でもご紹介していたものです。

ロシア人の先生の絵付けの実演や実技指導もあるそうです。
実技指導はマスターコースなので、いきなり初心者がマトの絵付けを習えるわけではないそうですが、どんな風にマトができあがっていくのか興味のある方はのぞいてみてもいいかもしれませんね。

なお、日本側の連絡先である世田谷のユーラシア協会では、月に一度マトの絵付け教室をやっています。こちらは初心者OK。横浜のユーラシア協会でもやっているそうです。

銀座の会場では、マトの他にロシア刺繍のマスターコースもあるようです。

シュトもマトリョーシカと刺繍は見たいなと思っております。
おかっぱ頭の「ル○ネのルミ姉」似の女子が食い入るようにマトを見つめていたら、それは私かもしれません。(笑)

というわけで、今回はお知らせ編でした。
posted by シュト at 02:52| Comment(10) | TrackBack(1) | 雑貨その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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